VOL.78 ホンドタヌキ
本州・四国・九州の里山などに生息しています。雑食で都市部にも適応していますが、車道で車に驚いて固まってしまい交通事故に遭ったり、野良猫への餌やり場に現れてネコ等との接触により感染症を発症したりするなど、深刻な問題も出ています。 春先に出産し、母親はしばしば子どもを連れて巣の引っ越しを行いますが、引っ越し中に藪や側溝などに隠した子どもが「捨てられている」と勘違いしてその場から誘拐され、動物園に持ち込まれることがあります。当園のげんまいはまさにそのパターンで、職員がミルクを与えて育てたものの野生に戻すことができなくなった個体です。 それから10年、高齢になり足の関節や腰の骨の変形などが見られ、白髪も増えてすっかり「おばあちゃん」な顔になりましたが、薬は好物の茹でサツマイモに仕込むとぺろっと食べてくれるので投薬の手間はかかりません。今年の地獄のような猛暑も乗り越え、最近はふわふわの冬毛に変わってきました。給餌時間前に職員を待ちきれずに扉の前で踏むステップや、リラックスしている時に切り株にお尻で座る姿、好きなものは物陰に隠れて食べたりペレットや肉などを部屋の隅に隠してあとで掘り返したりするタヌキならではの習性など、いろいろな仕草を見せてくれます。









































